4月27日から5月14日まで、中部トゥアティエン・フエ省にあるフエ美術博物館のディエム・フン・ティ美術財団で、国際交流基金ベトナム日本文化交流センターによる「焼締・土の変容」展覧会が開催されています。これは、日越外交関係樹立50周年記念事業の一環であり、また、4月28日から5月5日まで開催される「フエ伝統工芸フェスティバル2023」のプログラムの一つでもあります。
この展覧会は、釉薬をかけない素焼きの器を高温で焼成する、最も原初的な「やきもの」の制作手法である「焼締」に焦点を当てており、日本で独自の発展を遂げた焼締の成立から現代に至るまでの作品を展示しています。
展示作品には、日本の伝統文化の発展に重要な影響を与えた茶の湯の道具や、日本人の日常生活に欠かすことのできない食器の焼締作品が含まれています。また、現代の陶芸作家たちによる、焼締の技法を用いた多彩なオブジェ作品も展示されています。
開館時間は月曜日から木曜日が8時30分から18時まで、金曜日から日曜日が8時30分から21時まで開催されています。入場は無料で、休館日はありません。
なお、同展覧会はハノイ市のベトナム美術博物館でも、4月4日から20日まで開催されました。
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