ベトナムは、CPTPP=環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定を効果的に実施するため、日本および他の加盟国と協力する用意があります。これは、9日午後に政府本部で行われた日本のCPTPP担当の新藤義孝経済再生担当大臣との会見で、ファム・ミン・チン首相が強調したものです。
会見で、チン首相は、ベトナムがCPTPPの履行、点検、効果向上のため、日本および他の加盟国と連携する意向があると表明しました。この取り組みは、企業や国民にさらなる利益をもたらし、CPTPPが地域および世界の貿易においてより重要な役割を果たすことが狙いであるとしています。
また、ベトナムと日本の二国間関係について、チン首相は、両国関係があらゆる分野で力強く発展し、昨年、確立された包括的な戦略的パートナーシップに見合ったものとなっていると述べました。
さらに、チン首相は、日本政府に対し、科学技術、イノベーション、グリーン開発、デジタル経済、循環経済、共有経済、知識経済に基づく国の工業化・近代化事業でベトナムを支援するとともに、農業分野における経験共有、気候変動対応、労働、教育訓練、草の根交流、観光などの分野でベトナムと協力し合うよう提案しました。
一方、新藤義孝大臣は、ファム・ミン・チン首相の意見に同意し、「チン首相が提案した協力分野はベトナムの発展に貢献するだけでなく、日本の経済発展にも寄与する」との見解を述べました。また、ベトナムに対し、CPTPPを効果的に履行するため、日本および他の加盟国と緊密に連携し続けるよう要請しました。
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